木彫・木工
2018.2.1
木工作の着色
木のもつあたたかみを感じながら出来る作品づくり。
着色して立体感を出したり、木目を活かしたり…仕上げの技法によって木工作がより楽しめます。
ペインティング
木工作をより表情豊かにするペインティング。
木目を活かしたいときは、水性木地着色剤(木彫えのぐ、ポアーステインなど)や油性木地着色剤(オイルステインなど)を使用し、マット調に仕上げたいときは、ポスターカラーやアクリルガッシュを使います。
接着が必要な作品の場合は、どちらも接着面を避けて着色してください。
最後につや出しニスを塗って仕上げます。
ペインティング①
下絵を描く
下絵を描き、絵の輪郭をトレースし、外形をのこでカットします。
木の表面や側面のざらつきは、サンドペーパーで磨いてきれいにしておきます。
ペインティング②
下地をつくる
下地にジェッソをうすく塗ります(村がでないように注意しましょう)
乾いたらサンドペーパーをかけ、ジェッソを塗って出来たデコボコを平らにします。
これによって、ペイントのつきをよくします。
ペインティング③
地色を塗る
地色を全体にムラなく塗ります。
地色が乾いたら、その上に下絵をトレースします。
ペインティング④
描く
立体感をつけて描くには、平筆の水気を軽く拭き取り、地色より少し暗めの色を、筆の片側だけにつけます。
ペーパーパレットの上で馴染ませてから、色のついている方を外側にして輪郭をなぞり立体感をつけていきます。(この技法をサイドローディングといいます)
さらに白を筆の片側につけ、ハイライトを入れると、立体感が強調されます。
ラインを引くときには丸筆を使って描きます。
また、筆の後ろを使ってドットなど細かい模様を描くこともできます。
乾いたら、最後にニスを塗って出来上がりです。
ペインティング⑤
完成!