粘土
2023.1.14
Fクレイでフィギュアを作る!
貯金箱芯材でオリジナルフィギュアをつくろう!
今回は自分の好きな場所のためのオリジナルキャラクターをつくる想定で
学校の図書室のためのキャラクターを考えました。
アイデアスケッチはこちら
用意するもの
材料
・Fクレイ
・貯金箱芯材
・アクリル絵の具
・アルミホイル(芯材の肉付け用)
1.Fクレイの準備
Fクレイは使い始める前に全て袋から出し軽く練りましょう。
乾燥を防ぐため使わないFクレイは出しっぱなしにせずに保存袋に入れます。
2.芯材の準備
芯材はそのまま使用しても良いですが、骨格を意識しながらアルミホイルで肉付けをしておくと
粘土が足りなくなるのを防ぎ、粘土の盛り付けもやりやすくなります。
3.粘土の着色
Fクレイは絵の具を練りこんで着色する事が出来ます。
作りたい造形の面積の広いベースとなる部分や、筆で塗りづらい部分などは
絵の具を練りこんだ粘土で作ると作業がスムーズです。
絵の具は少しづつ入れましょう。
伸ばしてたたんで繰り返して練りこみます。
♦ Point 量の配分を考えながら先に使う色を作っておくと後から足りなくなることを防げます。
4.芯材に粘土をつける
伸ばし棒をつかって粘土を均一に伸ばします。
のばした粘土で芯材を包みます。
♦ Point 余った部分はハサミで切り取ってしまうと処理がしやすいです。
5.粘土をならす
巻きつけた粘土の継ぎ目などは、粘土が柔らかいうちに指やぬらした布でこすって
ならしておきます。
6.プロポーションをよく見て造形する
粘土を盛り付ける時は正面、真上、横など色々な方向から見て不自然ではないかを確認しましょう。
♦ Point 手足など左右対称のパーツは、本体に取り付ける前に左右で大きさが同じか見ておくと
バランスがとりやすいです。
7.表面の色の表現
本体の部分のみ色がついているようにしたい場合は、つける色の粘土を薄く延ばし
本体に貼り付けよくなじませます。
8.細部の作りこみ
本体のベースの形状ができたら、粘土ベラなどをつかって細部の形状を作りこみます。
9.布の表現
Fクレイは一般的な石粉粘土と比べ薄く延ばしても千切れにくいです。
衣服など布を表現する時は伸ばした粘土を着せるようにつけると、シワなどをリアルに表現できます。
10.パーツの取り扱い
♦ Point 形を歪ませたくないようなパーツは、本体と別でつくりある程度乾燥してからくっつけるのが
おすすめです。
♦ Point 平らな所に置くと形状が変わってしまうような形の場合、スポンジを支えにしておくと
粘土への負担が少なく乾燥させることができます。
11.やすりがけ
Fクレイは乾燥後やすりがけが可能です。
表面の凹凸や汚れが気になるところはやすりで整えましょう。
(表面の処理は#240程度の番手がおすすめです)
♦ Point やすりの番手を#400~#800くらいまで順にあげていくとツヤを出すことも可能です
12.細部の着彩
♦ Point 発色よく表現したい部分や、表面の平面的な細かい装飾は絵の具と筆で描きこむのがおすすめです。
13.彫りでの表現
乾燥させ始めて約2~3日後、表面に湿り気を感じなくなったくらいの固さになれば彫刻刀やニードルで彫ることができます。
くっきりした線の表現ができるので、毛並みなどの造形に適しています。