素材
2017.11.21
紙工作
基本素材とその特徴
平面でありながら多彩な立体表現が可能な紙。
折り方や丸め方ひとつで強度が高まり作品の完成度も高まるなど、
親しみやすく取り組みがいのある素材。
折り紙をはじめ、切り絵、ちぎり絵など多彩に使え、
紙工作材料としてもっとも親しみやすい。色彩教育の
色名指針に準拠したタイプもあり、色彩感覚を高める
基礎学習にも欠かせない。
色紙とボール紙の中間の厚みを持った紙。平面的な折り紙風の
使い方とともに、メリハリのある作品づくりにも活かせます。
平面構成・立体構成・模様づくりなど、
工作学習の基本技術取得に欠かせない素材。
波状模様を使って、動きのある作品や重圧感のある作品が作れる。
基本テクニック
薄い紙ならハサミやカッターナイフで十分。ハサミは、刃先で はなく根元側で
チョキチョキと切り進める。カッターナイフは 新しくて切れ味のよい刃を使うこと。
厚手の紙を切るときは、 カッターナイフで同じラインを数回なぞるように切る。
直線切 りの場合は必ず定規を使う。曲線を切るときはアートナイフを 使うなど、
紙の種類や切り方に応じてカッターナイフやハサミ を使い分けるのもポイント。
コンパスの針や使用済みのボールペンの先で折り線をつけてか ら曲げる。折り線は
ふつう内側につけるが、3ミリ厚以上のボ ードのときは外側に厚みの半分ほど切り込み
を入れて曲げると きもある。平らな面の上に紙をのせ、定規などをあてて折り曲 げると、
シワもつきにくくきれい。
紙どうしならエマルジョン系(あつがみボンドなど)を使う。 セルロース系(工作用
ボンドなど)、酢酸ビニル系、合成ゴム 系も可能。水溶性ののりや接着剤は、接着剤中の
水分が紙に吸 われて接着剤が波打つので注意。平面どうしの接着の場合は、両面テープや
スプレーのりも有効。弱粘着用スプレーのりは、 ペーパーセメントとともに貼り直しが
できるので便利。
色鉛筆、サインペン、マーカー、パステル、水性・油性絵具な ど、ほとんどの塗料が
使用可能。耐水性を持たせたいときは、 油性で塗膜の強いペンキ類の使用も可能。
下地の紙質をいかし たいときは水性絵具が最適。紙は塗料がしみ込みやすいので、
ムラのない表面に仕上げたいときはエアブラシを使ったり、塗 りムラになりにくい
不透明のポスターからーなどを使うとよい。
ここに気をつけよう!
●太陽の光にさらしたり、湿気の多い場所に置かないで!
せっかくの作品が日焼けしたり、湿ってボロボロになっちゃうよ。
●紙の表と裏をまちがえないで!
絵具ののりや作品の表情が妙に変わってくるので、注意。