伝統工芸
2018.1.27
和紙染め・マーブリングについて
和紙染め・マーブリングについて
和紙(紙)は、610年頃に朝鮮から製紙の方法が渡ってきた紙の製法を元に作られました。
写経に使用する紙を大量に確保するためにこの技術が改良され、日本に元来あった楮(こうぞ)を使った楮紙が多く作られるようになりました。
マーブリングは主に西洋で使用されている技法ですが、東洋の墨流しという伝統的な技法を元にされたと伝えられています。
マーブリング技法を使ってできた「マーブル紙」は、書籍の装飾用紙として使用されるほか、はがきや封筒などにも使用されています。
和紙ぞめの作り方
ここからは和紙染めの作り方をご紹介していきます!
和紙染めの作り方①
和紙を重ね折りする。
四角重ね折り 和紙
和紙染めの作り方②
さらに折り重ねる。
ポイント
折り方で模様が変わるので、いろいろ試してみましょう。
四角重ね折り
三角重ね折り
和紙染めの作り方③
全体に水をたっぷりと染み込ませる。
和紙染めの作り方④
↓
板と板の間にはさんで手で押さえ、水分を切る。
和紙染めの作り方⑤
折り山のところに絵の具をつける。
和紙染めの作り方⑥
もう一度板と板の間にはさんで色を吸い込ませる。
和紙染めの作り方⑦
完成!!
マーブリングの作り方(アクリル系マーブリング液の場合)
ここからはマーブリングの作り方をご紹介します。
トレイと水のご用意をお願いします☆
マーブリングの作り方①
水溶液を作る。
ポイント
水溶液と水の割合は1:1
※吸水しない素材の場合の比率は、水溶液:水=2:1
マーブリングの作り方②
水溶液の上に絵の具を落とすと、ゆっくり絵の具が広がります
マーブリングの作り方③
↓
模様をつくります
ポイント
ガラス棒やつまようじ棒でゆっくり混ぜます。滲まないので自在に模様がつくれます。
マーブリングの作り方④
和紙で刷って乾かして完成です!