彫石・彫金
2018.1.22
銅レリーフ合板の作り方
銅レリーフ合板の作り方
レリーフとは、金属板を削っていぶしたり、腐蝕させた部分にインクを入れることで線描を施す技法です。
「リリエーヴォ(rilievo)」というイタリア語(「突出部」や「浮彫り」といった意味)に由来しているのだそう。
様々な美術品、硬貨、家具の外装などに見られ、使う道具によって微細な線や図柄まで表現することができます!
銅レリーフ合板の作り方①
レリーフ板に合わせて下絵を描きます。
下絵の紙をレリーフ板の上に固定し、ボールペンでなぞると写ります。
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銅レリーフ合板の作り方②
下絵をはずし、もう一度、ヘラなどで強く押し描きます。
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銅レリーフ合板の作り方③
細かい描写をヘラや釘などで表現します。バックを押しつぶすと立体的に仕上がります。模様をつけ終えたら、水をつけてスチールウールで磨きます。
(表面についた油をとるための作業です。いぶすと溝の部分が黒くなります。)
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銅レリーフ合板の作り方④
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ポイントとなる部分です!
作品は縁をつかんで持ちます。いぶし液をパッケージ通りの分量で薄め、刷毛で表面を塗ります。2~3度重ねて塗りましょう。
5分くらいでいぶされます。(薄め方や温度によって多少異なります。お湯は使わないでください。)
あまり長く行うと表面にすすなどが付くので注意しましょう。
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銅レリーフ合板の作り方⑤
水で洗い乾かします。
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銅レリーフ合板の作り方⑥
再び、耐水ペーパーで凸部を磨いて表面をきれいにします。
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銅レリーフ合板の作り方⑦
その後、水を含ませた布かティッシュで拭き取り、さらに乾拭きをします。光沢を出したいときは仕上げ液を刷毛で塗り、出来上がりです。
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銅レリーフ合板 完成!
渋く素敵な作品が出来上がりました。
レリーフに一度嵌るとかなりの知識が広がり次々と色々なパターンで作りたくなりますね
先日私は在る展示会で目にして自分で作りたくなりますね
取り敢えず自宅の住居表示銘板などと考えます。